妊娠2ヶ月 妊娠初期・超初期

妊娠6週目(妊娠2ヶ月)胎嚢や心拍を確認|腹痛は?つわりは?流産しないために気をつけること

更新日:

妊娠がわかって間もない時期の妊娠6週目ですが、腹痛やつわり症状の有無で流産を気にする方も多いのでは。この時期に気をつけること、症状の有無、胎児の様子などを詳しく確認して、落ち着いた気持ちで過ごしましょう。

妊娠6週目の胎児(胎芽・胎嚢)の様子つわりがない時は?

妊娠6週目を迎えると、妊婦さんの体にはつわりの他に、発熱や下痢、便秘や頻尿などの妊娠初期症状が現れることがあります。

この時期は、多くの妊婦さんが辛さを感じることがありますが、赤ちゃんが一生懸命その肉体を形成しようとしている器官形成期でもあるのです。

この時期はしっかりと栄養をとって、赤ちゃんの成長を見守りながら支えましょう。

もちろんつわりには個人差があり、まったくつわりなしのまま健康な赤ちゃんを産んだ妊婦さんもたくさんいます。仮につわりの症状がないからと言って流産しているかもしれないと不安になることはないです。

あまりに不安な場合はしっかりと医師の判断を仰ぎましょう。

また、妊娠6週目から8週目の赤ちゃんは、胎児ではなく胎芽と呼ばれます。

妊娠6週目の胎芽は、検査やエコーで確認できることも増えてくるため、ますます妊婦としての自覚が芽生える時期となるでしょう。

妊娠6週目の大きさは8〜10ミリ程度

妊娠6週目の胎芽の大きさは、8〜10ミリとまだまだ小さく、子宮も卵より少し大きいレモンほどの大きさです。胎芽の様子は、妊娠5週目ではまだほとんど豆型で、顔のくぼみや体の突起もなんとなくあった小さなひだのようなものです。顔の様子は、まだエコーや超音波写真で認識することはできません。

しかし、妊娠6週目からは、この細胞組織のひだがどんどん発達していき、赤ちゃんの顎や口、目や耳へとその形を成していくのです。お尻から伸びるしっぽも目立たなくなっていきます。脳の発達の初期にさしかかるため、胴体に比べて頭が大きくなってくるのも特徴です。

また、胎芽の横に卵黄嚢(らんおうのう)と呼ばれる白くて丸いものが確認されることがあります。卵黄嚢は、赤ちゃんのお弁当箱ともいわれる膜状の袋で、胎盤ができるまでの期間に胎芽が栄養を摂取するためのものです。

心拍が確認できるようになる

妊娠6週目にさしかかると、ほとんどの妊婦さんがエコーで胎嚢を確認できるようになります。胎嚢とは、胎芽を包む袋で、この時期の胎嚢は約15ミリとまだ小さいですが、早い人では4週目から確認できることもあります。

妊娠6週目は、中胚葉(ちゅうはいよう)という筋肉や心臓、リンパなどの組織が活発に働き始める時期です。この活動が早い人は、すでに心臓が少しずつ形成されてくるため、胎芽の心拍も確認できるようになります。この心臓は、まだ完全に4つの部屋には分かれていません。

しかし、心拍の確認ができると流産する可能性が大幅に減るとされているため、妊婦さんにとってはひとつの大きな不安が解消される時期でもあります。心拍の確認ができると、周囲に妊娠の発表をする人も多いです。ただ、7週目に入ってから心拍が確認できる妊婦さんも多いため、6週目で確認ができなくても心配する必要はありません。

視床下部が形成され始める

視床下部とは、脳内にある組織で、自律神経系や内分泌系などの大切な機能をコントロールする司令塔です。妊娠6週目には、この視床下部が成長し始め、排泄や体温調整などができる器官が形成されていきます。

視床下部は、他にも呼吸や食事に睡眠、生殖行為などの生命維持に関わる重要な機能をコントロールする大切な組織です。視床下部を含む、脳幹や間脳といったこれらの組織は「生きるための脳」といわれています。

そのため、妊娠6週目は胎芽にとってとても大切な時期なのです。この時期の妊婦さんは、それを自覚してより健康的な日常生活を送るよう心がけましょう。

手の形成が始まる

妊娠5週目ではまだ小さな突起だった胎芽の手足も、妊娠6週目に入ると少しずつ伸びていきます。まず腕が先に長くなり、水かきのようなものができて手の形が作られていきます。まだ全長1cm程度の大きさのため、腕も手もとても小さいです。

そのため、超音波写真ではまだその細部を確認することはできません。腕に少し遅れをとって脚も伸びてくるので、だんだんと人間らしい形へと成長していきます。そして、6週目の中盤からは手足の筋肉や神経もできてくるのです。

生殖器の形成が始まる

中も外も、かなり急ピッチに形成される胎芽の体ですが、妊娠6週目にはなんと生殖器の形成も始まります。つまり、受精した瞬間に精子の染色体によって決定された性別に向かって、それぞれの胎芽が異なる成長を始める時期なのです。

精子の染色体がXの場合は女の子に、Yの場合は男の子になります。妊娠6週目では、卵巣や精巣などの体内の性器のみが形成されていきます。そのため、この段階ではまだ外性器の成長は見られません。また、通常は陰嚢の中にある精巣もこの時期はまだ陰嚢が形成されていないため、卵巣と同じく骨盤内に存在することになります。

ちなみに、赤ちゃんの性別が判明するのは早い人で12〜14週目、多くの人が18週目からです。

頭臀長(とうでんちょう)の長さで妊娠週数が確定する

妊娠6週目に入ると、妊婦さんや家族みんなにとって嬉しいことがあります。それは出産予定日がわかることです。妊娠週数は、胎芽の頭頂部から臀部までを計測した頭臀長(とうでんちょう)で確実に計算されます。

赤ちゃんの成長にはもちろん個人差がありますが、それは胎盤が完成してからのことです。そのため、妊婦さんの体型に違いがあったとしても、胎芽の成長スピードはほぼ同じなので、出産予定日が判明するのもみんなだいたいこの時期なのです。

しかし、妊娠6週目の胎芽はまだ大変小さく、実際の大きさと誤差が生じたり、頭臀長の計測時に頭部や臀部の位置がずれることがよくあります。結果、出産予定日が変わることも少なくはありません。出産予定日はあくまでも予定ですが、ベビーグッズをそろえたり仕事の調整をしたり、また体調管理の目安にもなるので必ず確認しましょう。

妊娠6週目での流産や子宮外妊娠の可能性

妊娠6週目は、胎芽が凄まじく急成長を遂げていくのと同時に、その成長が見られない場合に流産や子宮外妊娠の可能性について考えなければなりません。

調査によると、妊娠6週目あたりに起こる流産の確率は、30〜40%とかなり高いもので、妊娠12週目までの流産は一般的に早期流産と呼ばれています。さらに、妊婦さんの年齢が35歳を超えたあたりから流産率が上昇するとの調査結果も出ています。

子宮外妊娠は、子宮内膜症や性感染症、開腹手術の経験がある人に発生しやすい症状です。

出血は流産の合図?

妊娠初期は子宮が急成長を遂げます。それにより出血をみることもあり、状態によっては流産の可能性が出てきます。流産のうち約5割がこの妊娠初期であり、茶色のおりものの量が多い場合や出血が長引く場合、腹痛を伴う場合には気をつけなければなりません。

お腹の張り、出血などの症状が出た場合は、すぐに産婦人科へ行きましょう。しかし、すべてが流産につながる出血ではありません。また、妊娠12週目までの早期流産は、その原因のほとんどが染色体異常にあるといわれます。

この場合は、受精した時点で流産が決まってしまっているため、妊婦さんに何か問題があるわけではないということが多いようです。

子宮外妊娠の可能性

妊娠6週目で胎嚢が確認できないときは、流産のほか子宮外妊娠の可能性もあります。子宮外妊娠は、正式名を「異所性妊娠」といい、子宮内膜以外の場所に着床してしまうことを示します。

子宮外妊娠が起こる確率は1〜2%と低い割合ですが、そのうち90%以上が卵管内での着床です。卵管は、子宮のように赤ちゃんの成長に合わせて伸びていくことができないため、子宮外妊娠では妊娠を継続できません。

また、卵管破裂や卵管流産など危険な症状を引き起こします。放置せず、適切な治療を受けるようにしましょう。

切迫流産

流産の始まりとして出血する切迫流産の場合もあります。切迫流産は、一般的な流産とは異なり、その後の経過によっては妊娠継続が可能です。切迫流産は主に、絶対安静で回復することが多いとされています。

切迫流産の経験がある妊婦さんでも、回復して元気な赤ちゃんを産んだ人もたくさんいます。切迫流産の疑いがある場合は、早めに産婦人科を受診して医師の指示を仰ぎましょう。

稽留流産(けいりゅうりゅうざん)

稽留流産とは、腹痛や出血を伴わない流産で、検診時のエコーで成長が見られなかったり心拍が確認できないことで診断されることが多い流産です。

つまり、赤ちゃんが胎芽、胎児へと成長を遂げることなく死亡してしまった状態で、妊婦さんの自覚症状もありません。妊娠6週目では、ほとんどの人が胎嚢を確認できる時期ですが、この時期に胎嚢が確認できないと稽留流産の診断が下される可能性があります。

稽留流産が発覚したときは、子宮内容除去手術を行うのが原則ですが、経過によっては自然排出が期待される場合もあります。

妊娠6週目に気をつけること・注意点

妊娠初期である妊娠6週目は、先天性異常のリスクに注意する必要があります。この時期は、赤ちゃんの命に関わる重要な組織が形成される絶対過敏期です。

そのため、妊婦さんが摂取する栄養や生活習慣が、赤ちゃんに大きく影響します。妊娠初期症状として、発熱や頭痛が感じられる場合もありますが、薬の摂取にも気をつけなければなりません。では、いったいどのような注意点があるのでしょうか。

貧血予防になる食べ物を食べる

妊娠6週目は、胎芽が急成長する時期であり、同時に母体が様々な栄養素を必要とする時期でもあります。特に多くの鉄分が必要とされ、鉄分不足により貧血を引き起こす妊婦さんも少なくありません。

鉄分は、ほうれん草やレバーといった身近な食品から摂取することができますが、つわりの症状により限られた食品しか喉を通らないといった妊婦さんも多いです。そのため、手軽にサプリメントで摂取するという方法も推奨されています。

葉酸を摂取する

葉酸は、脊髄や脳といった体の重要な組織の発達を助ける栄養素です。ヨーロッパなどでは、医師が葉酸のサプリメントを処方することもあるほど重要なものと認識されています。葉酸不足は、無脳症や二分脊椎といった重度の障害を引き起こす可能性があります。

また、葉酸の摂取により神経管閉鎖障害のリスクを70%減らすという調査もあるのです。妊婦さんには厚生労働省により、1日あたり400μgの葉酸摂取が推奨されていますが、普段の食事だけでは十分ではありません。鉄分と同じくサプリメントの摂取でまかないましょう。

母子手帳にも摂取が推奨されている葉酸

それだけ葉酸が重要ということもありますが、胎児の先天性異常が年々急速に増加している背景があり、厚生労働省が重要視しているため、母子手帳にも記載されています。

理由としては食の欧米化が進み、葉酸を含む野菜の摂取量が不足していることが考えられているため、日頃から野菜を1日350g以上食べていない人は、より注意したほうがよいでしょう。

ストレスをためて鬱にならないように

妊娠6週目の妊婦さんは、妊娠初期症状としてホルモンバランスが大きく変化し、イライラしたりうつになりやすいといわれています。

慢性的な精神不安定でストレスを感じると、体内の血管が収縮してしまい、赤ちゃんの成長にも悪影響が出ます。さらに、ストレスホルモンのひとつであるコルチゾールが分泌されると、胎盤に守られていないこの時期の胎芽にストレスが直接伝わってしまい、神経系の発達に影響を及ぼす可能性もあるのです。

妊娠中のうつやストレスは、自覚がないことも多いです。これらを避けるためにはまず、不規則な生活習慣を改めるよう努めなければなりません。朝に起きて太陽を浴びるといった基本から、積極的に規則的な生活を送るようにしましょう。

また、体の冷えなども避ける必要があります。女性の体を冷やしてはいけないのは、このような外的要因もストレスにつながることがあるからです。体を温め、睡眠をよく取るように心がけましょう。

定期検診は必ず受診する

妊娠6週目は、胎芽に大きな変化や成長が見られますが、状態によっては流産や子宮外妊娠などの可能性も発見される時期です。このような症状は、早期に発見されることでその後の母体の健康にも大きく影響してくるため、定期検診は必ず受診しなければなりません。

妊娠が正常に経過している場合でも、母体や赤ちゃんの健康状態を定期的にチェックすることが安全な出産へとつながります。

母子手帳を受け取るタイミング

母子手帳は、母子保健法に基づいて市町村が発行しており、検診の結果や妊娠の経過を記録できる妊婦さんの日記帳です。ちょうど妊娠6週目から7週目に胎芽と心拍が確認されると、担当医や助産師から母子手帳をもらうように指示があります。

居住地の自治体に妊娠届を提出し、その場で母子手帳を交付してもらいましょう。自治体により、母子手帳の交付に産婦人科の証明書が必要な場合もあります。事前に電話やホームページで確認しましょう。また、母子手帳と一緒に妊婦健診の補助券が渡されます。この補助券は、全額自己負担である妊娠に関わる医療費を、国が補助してくれるものです。

しかし、遡って使えないことがあるため、遅くても妊娠8週目頃にはもらっておいた方がいいでしょう。

妊娠6週目は体調もメンタルも不安定なもの

妊娠6週目から7週目は、胎嚢や胎芽、そして心拍が確認されて初めて正常妊娠であるとの診断が下される重要な時期です。

人によってはひどいつわりが始まったり、精神的に不安定になってしまう大変な時期でもあります。食事や生活習慣などに気を配らなければいけない大切な期間ですが、できるだけ体を休めて、家族と協力し合いながら無理をせず乗り越えていきましょう。

こちらもチェック♡

 

5週目の記事はコチラ<<
 

7週目の記事はコチラ<<

プレママ人気記事

1

赤ちゃんの先天的な障害である「二分脊椎症」は、葉酸を摂ることでリスクを大きく減らすことが分かっています。でも、「二分脊椎症」ってどんな障害なの?葉酸はいつ、どのくらいの量摂ればいいの?と不安になってし ...

2

妊活中、妊娠中の人なら『葉酸』という栄養素について耳にしたことがありませんか?『葉酸』は妊娠前から積極的に摂りたい栄養素の1つです。その働きとはどのようなものでしょうか?効率的に摂るためには、どうすれ ...

3

妊活中から妊娠中に必要な栄養といえば葉酸!葉酸を効率的に摂るために葉酸サプリが人気です。葉酸サプリはたくさんあり、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。 これから葉酸を摂りたいと思っている人のために ...

4

生理の遅れや胸の張り、これって妊娠?妊娠の心当たりがあり、体調に変化が出ている人は早い段階で症状チェックを。妊娠の早期発覚は、健康に出産する準備を行いやすくなります。この記事では、妊娠初期症状チェック ...

5

葉酸サプリメントが必要な理由 葉酸サプリは種類がたくさんあるから、価格や葉酸以外の成分なども気になるところ。でも、一番の目的は葉酸の摂取であることを忘れないようにしましょう。 葉酸はそもそもなぜ必要な ...

-妊娠2ヶ月, 妊娠初期・超初期
-, ,

Copyright© , 2020 All Rights Reserved.