費用・手当

妊娠・出産に備えて保険加入すべき?公的制度でカバーできること&民間の保険のサポート 

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妊娠がわかると誰しも嬉しいものです。でも、心配事もたくさんでてきますよね。その1つが「お金がどのくらいかかるのか」ではないでしょうか。妊娠や出産で公的制度や民間保険から受け取れるお金もたくさんあります。

今保険に入っていない人もいるかもしれませんが、中には妊婦が加入できる保険もあります。これからさまざまな出費が考えられるので、今のうちに保険について考えておくこともとても大切。

ここでは妊娠や出産にいくらくらい費用がかかり、保険からどんなお金を受け取れるのかをご紹介します。

妊娠・出産にかかるお金をチェック!保険は本当に必要?

妊娠や出産にはいろいろな場面でお金がかかってきます。ここではさまざまなケースで考えられるお金と、それに対して保険が利くのかどうかをご紹介します。

妊娠中に何度も通う妊婦健診や検査は保険が効かないって本当? 

妊娠して出産するまでの間には、何度も妊婦健診を受けなければいけません。

★妊婦健診の回数

  • 妊娠初期~23週…4週間に1回(計4回)
  • 妊娠24週~35週…2週間に1回(計6回)
  • 妊娠36週~出産まで…1週間に1回(計4回)

妊婦健診の費用は健診の内容にもよりますが、1回につき5,000~10,000円くらいになるので合計10万円ほどになります。

妊婦健診は基本的に健康保険は使えません。健康保険は怪我や病気のときに使用できるもののためで、妊娠はどちらにも当てはまらないので自己負担になってしまうわけです。

その負担を軽くするために、各自治体では妊婦健診の助成制度を行っています。妊娠すると母子手帳を役所で交付してもらうのですが、その時に妊婦健診の補助券も一緒に渡されます。この補助券を妊婦健診のときの受付で提出すればOKです。

補助金額は各自治体によって変わってくるので、役所のホームページなどで確認をしてみましょう。

妊娠中の検査で保険適用になるものは? 

妊婦検査で異常が見つかった場合や妊娠中に他の病気で治療を受ける場合は、健康保険の適用になります。この場合は治療や薬の処方など医療的な処置が必要になるためです。

★保険適用になる事柄

  • つわり
  • 切迫流産
  • 流産
  • 切迫早産
  • 早産
  • 子宮頸管無力症
  • 妊娠高血圧症候群
  • 前期破水
  • 逆子や前置胎盤などの胎児に異常が見つかった場合の超音波検査
  • 児頭骨盤不均衡を調べるX線撮影

全ての妊婦健診について健康保険が利用できないわけではありません。なので、妊婦健診のときには必ず健康保険証を提出するようにしましょう。

妊娠中の入院。予想外の出費は保険でまかなえる? 

妊娠中に何らかのトラブルが発生し、出産前に入院しなければならなくなることもあります。入院すると検査や薬の処方、入院費などさまざまなお金がかかります。

でも、妊娠の異常時のための入院であれば、薬の処方や診察などの医療費に関しては健康保険が適用されます。

また、民間の医療保険や生命保険で入院時に保険金が支払われるプランに加入していれば、支払い対象になることが多いです。

加入している保険会社やプランによって対象外になる場合もあるので、事前に問い合わせをしておくとよいでしょう。

妊娠中のひどい悪阻は保険適用になる? 

つわりは「悪阻」とよばれますが、症状がひどい状態の場合を「妊娠悪阻」と呼びます。

妊娠悪阻とは、ひどい吐き気や嘔吐を繰り返し、水分や食事がとれない、熱がある、めまいがする、などです。

診察で「妊娠悪阻」であると診断された場合は保険が適用されます。簡単に違いを説明すると、悪阻の症状に治療が必要かどうか、という点ですね。

妊娠悪阻と診断された場合、それに関する入院や診察、薬の処方などは健康保険の適用内になります。

また、民間の医療保険では、入院が必要になった場合に保険金が支払われるケースに該当することがあります。これは保険会社やプランによって変わってくるので、問い合わせをしてみるとよいでしょう。

妊娠中に管理入院したら入院費用は保険が効くの? 

管理入院とは妊娠している母体に何らかの異常があると診断され、病院に入院して経過を観察しなければならないことを言います。

管理入院時の診察や薬の処方なども健康保険が適用されますし、民間の医療保険や生命保険の入院保険に加入していれば支払い対象になることがあるので、保険会社に確認をしてみましょう。

妊娠中の切迫早産で入院したら保険金はでる? 

切迫早産とは妊娠36週以前にお産が始まってしまう危険性のある状態のこと。切迫早産になると体をあまり動かさないようにベッドで横になるなど安静にしている必要が出てくるので、入院になるケースもあります。

切迫早産の入院の場合は症状が落ち着くまで長期間になることが多いため、お金もかなりかかります。

切迫早産の入院費も健康保険が適用され、民間の医療保険や生命保険の入院保険も適用されることが多いので、保険会社に確認してみましょう。

分娩時の費用は保険が効く? 

分娩の費用に保険が効くかどうかは、どんな方法で出産したのかによります。

★自然分娩の場合

  • すべて自己負担:40~50万円程度

★帝王切開の場合

  • 健康保険が適用:50~70万程度(入院期間が自然分娩よりも長くなることが多いため)

帝王切開の出産の場合は、出産時の手術費用や入院費用が民間の医療保険の支払い対象になります。また、保険のプランに「女性疾病特約」が付いていると、その対象になることがあります。

出産費用はどんな方法で出産する場合でも高額になるため、出産一時金として子供1人につき42万円の補助が受けられます。

病院によって退院時の清算時に相殺してくれる場合と自分で申請しなければならない場合がありますので、病院にあらかじめ確認しておきましょう。

里帰りでも予想外の出費! 

★里帰りをする場合に考えておきたい費用

  • 妊婦健診:全て自費で清算
  • 診断書:3,000~5,000円
  • 出産費用:40万~(病院や分娩方法により変わる)

妊婦健診については、他の自治体の場合は妊婦健診の補助券を利用できません。あとで役所で清算できるのか確認をしておきましょう。

出産費用についても出産一時金で清算できるかどうかを事前に確認しておきましょう。

その他にも交通費、生まれてきた赤ちゃんのためのベビー用品などがかかります。実家への生活費として渡す金額についてはご主人と話し合ってみてくださいね。

マタニティ用品、ベビー用品など妊娠・出産準備アイテムで必要なお金 

 

  • マタニティ費用は1~3万円程度

 

妊娠するとどんどんお腹が大きくなって今まで着ていた服が着れなくなり、マタニティ用の下着も必要になってきます。洋服が着まわせそうであれば、出産後にも使える授乳ブラなどの下着類を2~3枚用意しておけば大丈夫でしょう。

 

  • ベビー用品は10万円程度

 

出産のときにママにどんなものが必要になるのかは病院によって変わってくるので、まず確認をとるようにしましょう。出産時にはママのものだけでなく、退院時に赤ちゃんに着せるものも必要です。

赤ちゃんのためのものは、多くの人が妊娠8ヶ月の臨月に入った頃に購入しているようです。テンションがあがってたくさん買い物しがちなので、前もってどんなものが必要になるのかをリストアップしておくとよいでしょう。

意外と負担が大きい!出産祝いのお返しに関する費用

内祝いでお返しする金額はもらった額の1/2~1/3が一般的です。贈る品物には「蝶結びののし」を使いましょう。内祝いには赤ちゃんの名前が入ったお菓子などが人気ですが、決められないようであればカタログギフトにするのもいいですね。

内祝いにどのくらいの費用がかかるのかは人によりますが、おおよそ5~10万円くらいを考えておくとよいかもしれません。

これから妊娠予定の人は要チェック!保険は妊娠前に入っておくと安心? 

妊娠する前に保険に加入しておくと、いざ妊娠したときや出産後にさまざまな補償を備えることができるので、妊活をしている人は同時に保険に加入することを考えてみるとよいでしょう。

どんな時に保険が必要? 

妊娠する前に保険に加入しておくと、妊娠や出産による制限を受けずに保険が選べます。保険にはさまざまな会社がいろいろなプランを出しているので、よく考えた上で加入してください。

子どもの教育資金をしっかり蓄える「学資保険」 

学資保険は子供が産まれてから入ればよい、とか、子供が小さいうちは必要がない、と考えている人が多いかと思います。でも、学資保険に一番大事なことは「加入時期」と「受け取り時期」です。

学資保険の受け取り時期は子供が大学に入る18歳頃であることが多いです。

受け取り時期までの保険の加入期間が短いとその分月々の保険料が高くなったり、受け取れる金額が少なくなることも考えられます。

また、学資保険の保険料は、親が若ければその分保険料が安くなるのです。学資保険には「出産前加入特則」というものがあり、母子共に健康で特に問題がなければ妊娠6ヶ月目から学資保険に加入できます。

もし死産や流産になった場合には保険の契約は無効になり、保険料も全額戻ってきます。

子どもの突然の入院・手術にも慌てない「医療保険」

子供が産まれると自治体の医療費の助成があるので、お金の心配をする人は少ないかもしれません。

でも、子供が急に入院するなど公的な医療補助を受けられない状態になることも考えられます。万一のために子供も医療保険に入っておいたほうがよいでしょう。

子供の医療保険は、親の生命保険や学資保険の特約に付帯したり、掛け捨ての医療保険に加入すると保険料を安く抑えられます。

親に何かあった時でも安心な「死亡保険」

親である自分自身もいつまでも元気でいられるかわかりません。子供が小さいうちに死亡してしまうことも考えられます。子供が小さいとこれからのさまざまな費用に悩むことに…。

そんなもしものときのために、死亡保険も検討するとよいでしょう。

死亡保険は単独で出ているものもあれば、生命保険のプランに含まれているものもあるので、自分にあったものを選んでくださいね。

老後、子どもに迷惑をかけないための「年金保険」 

公的な年金である国民年金や厚生年金だけでは生活費が足りなくなるかもしれません。老後のために多額のお金を残せればよいのですが、そうもいかない人のほうが多いのも現状です。

でも、だからと言って子供に迷惑をかけたくない、と思われる方も多いですよね。老後にお金に困ることなく生活をするために、個人の年金保険に加入しておくとよいでしょう。

個人年金は契約するときに決めた年齢から、5~10年の一定期間や一生涯にわたり決まった金額が受け取れます。プランによって保険料や受け取れる金額が変わってくるので、慎重に選ぶようにしましょう。

妊娠が分かった後でも保険に加入できるの?

妊娠は病気ではないけれど、民間の医療保険や生命保険に加入しにくいのがほとんどです。

でも、数は多くありませんが、妊娠中でも加入できる保険もあります。これらの保険は妊娠中に何かあった場合でも保険金の支払いを受けることができるので、医療保険に加入していないのであれば検討してみてもいいかもしれません。

妊娠を隠して保険に加入するとどうなる? 

保険に加入するためには、自分の体の状態について正直に告知しなければならない義務があります。妊娠を隠して保険加入しようとすると「告知義務違反」になってしまいます。

告知義務違反をすると、保険金を請求しても支給してもらえなかったり、「詐欺」に該当するからと保険会社に訴えられることも…。

妊娠してから保険に加入することを考えるときは、必ず妊娠中でも加入できるかどうかを問い合わせるようにしましょう。

妊娠を考えているなら発覚前に保険加入すべき! 

妊娠すると保険に加入するのにさまざまな制限がかかります。妊娠をする準備と共に保険に加入するのも忘れないようにしましょう。

妊娠による退職。失業保険はいつからもらえる?

妊娠したことによってやむをえず仕事を辞めなければならなくなることもありますよね。一般的には会社を辞めると「失業保険」を受け取る権利が発生します。

妊娠した場合の退職では失業保険を受け取れるのでしょうか?

妊娠で退職したら失業保険はもらえない?必要な手続きは? 

失業保険は退職した後、次の仕事が決まるまでの間に受け取れる制度です。妊娠を期に退職した場合はすぐに次の仕事につくわけではありませんよね。なので、失業保険を妊娠中に受け取ることはできません。

とはいっても、失業保険の受給資格がなくなるわけではないんです。

妊婦が失業保険を受け取るには、受給期間の延長を申請する必要があります。延長申請を行わなければ失業保険を受ける権利がなくなってしまう可能性があるので注意してください。

妊娠で退職したら失業手当はいつからもらえる? 

失業保険の延長申請は退職した翌日から1ヶ月の間です。延長すれば4年の間失業保険の受給期間を延長できます。なので、4年の間に仕事を探すためにハローワークに行って手続きをすれば失業保険が受け取れます。

あくまで再就職の人のための制度なので、求職活動をしていることが前提です。

妊娠・出産時にも安心!おすすめの保険は? 

民間の保険の中には妊娠や出産した場合に特化したものがあります。

ここではおすすめの保険である「コープ共済」「ニッセイ」「ライフネット生命」の3社のについてご紹介します。

「コープ共済」の妊娠出産に備える保険

コープ共済の「たすけあい」という保険は妊娠中でも加入できます。補償内容が充実していて、帝王切開になっても保険金を受け取れるので、医療保険に加入していない方にはおすすめの保険です。

この保険に加入するためには生協の組合員になる必要があります。

「ニッセイ」の妊娠出産に備える保険

ニッセイのおすすめの保険は「ChouChou!」です。

★おすすめの点

  • 出産した場合に給付金を受け取れること
  • 出産回数に応じて給付金が増額されていく
  • 所定の特定不妊治療を受けた場合、最大12回の給付金を受け取れる

出産に対する補償をもらうには契約から1年、特定不妊治療に対する補償は契約から2年たたないとうけとれないので注意が必要です。

「ライフネット生命」の妊娠出産に備える保険

ライフネット生命では「新じぶんへの保険レディース」という保険がおすすめです。

この保険は、帝王切開などの異常分娩になった場合に通常の入院給付金の5,000円に女性入院給付金として、さらに5,000円上乗せした合計10,000円が受け取れます。

ただし、通常分娩の入院では補償の対象外です。

【その他】妊娠出産に備えるならこんな保険もオススメ! 

★女性に対して特約の付いている保険

  • オリックス生命「新CURE Lady-キュア・レディ」…手術給付が10万円
  • 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「フェミニーヌ」…入院給付金が日額15,000円

★妊娠中でも加入できる保険

  • エイワンの少額短期保険「EVERYONE-エイワン
  • ABC少額保険「ずっと節約ABCおかあさん保険

保険にどんな女性特約がついているのかなど、条件をきちんと確認した上で保険に加入するようにしましょう。

妊娠や出産にどんなお金がかかってどんなお金がもらえるのかを把握しておこう!

妊娠や出産でも健康保険が利くものや、医療保険で保険金を受け取れる場合があります。保険に加入していない場合は早急に保険について調べてみましょう。

保険について相談できる無料の窓口などを利用してみるといいかもしれませんね。

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