待望の赤ちゃんが授かりマタニティライフが始まったプレママの皆さん、おめでとうございます!妊娠生活の中では不安なことがたくさんあると思いますが、長いようで短いマタニティライフを是非楽しんでくださいね。
今回は、マタニティーマークについて先輩ママの体験談をご紹介していきますよ。
マタニティーマークの意味・つける時期・どこで手に入れるのか・つけたことによって周囲からどんな反応があるのかなど、プレママの皆さんの疑問にお答えします!
マタニティーマークはいつからつけるのが正解?
マタニティーマークは、母子手帳を交付した際に各自治体で受け取る書類セットの中に入っていることが多いですね。
母子手帳の交付は、病院で赤ちゃんの心拍がしっかり確認されて医師からOKをもらってから申請するのが基本なので、おおよそ妊娠8週目頃になるのが一般的です。
ちょうどこの頃からつわりが始まる人も多いので、急な体調不良に備えてバッグなどにつけておくと安心ですね。マタニティーマークをつける時期に正解はないので、自分の体調や混雑する場所に行く時など、少しでも不安があったらつけたほうがいいですよ。
また、目にすることが多い「ママが赤ちゃんを抱っこしているデザイン」のマタニティーマークは、厚生労働省が認めた一般的なものですが、このデザイン以外にもご当地キャラクターや企業キャラクターなどを使ったオリジナルのマタニティーマークもあるんですよ!
例えば、飛行機や電車などの公共機関・テーマパークやアニメのキャラクターなど無料で配布しているものや有料のものまで色々あるので、好みのデザインを探してみるのも楽しいですね。
無料のマタニティーマークの場合、受け取る際に母子手帳を確認されることもあるので忘れずに持っていきましょう。
そもそもマタニティーマークって何?
個人的な意見ですが、マタニティーマークは緊急時に妊娠していることを周囲に知ってもらうためのマークだと思っています。
妊娠中の体の変化や体調は本当に人それぞれ!
- 出産間近まであまりお腹が目立たない人
- 特定の場所や香りがつわりを誘発する人
- 常に貧血状態の人
- 頭痛や腰痛が定期的に起こる人
など色々なパターンがあるんですよね。
思わぬ体調不良が起こった場合、適切に対処が行われないとママと赤ちゃんの命に関わってくるので、特に外見からは妊娠していることがわかりにくい時期や人において重要な役割を果たすマークなのです!
では、具体的にマタニティーマークがどのように使われているのか見ていくことにしましょう。
妊産婦が公共交通機関を利用するときに使う
公共交通機関の優先席では、高齢者・身体障害者・乳幼児同伴者と同じく妊婦さんも優先されることになっています。
体調が優れない・急に具合が悪くなったなどで妊婦さんが優先席に座ることもありますよね?ところが外見で妊娠しているとわかりにくい場合、「健康な人が優先席に座っている」と誤解されて心無い言葉を投げかけられることがあるんです。
このような事態を起こさないためにも、マタニティーマークをつけて周囲に認知してもらうことが必要なんですね。
特に、妊娠週数が浅く体調が不安定な時期の移動時は必ず携帯しておくと便利ですよ。
妊婦に優しい環境づくりにするために使用する
マタニティーマークは、妊婦さんが使用する以外にも使い方があるんです。
公共交通機関・職場・飲食店・その他の公共施設などでマタニティーマークを見かけたことはありませんか?これは、その施設やお店が妊婦さんに優しい環境を提供しているという目印なんです。
例えば、
・喫煙スペースと禁煙スペースをしっかり分ける分煙システムの徹底
・段差を無くしたバリアフリー仕様 ・マタニティー優先の駐車スペースあり ・ノンアルコール・ノンカフェイン飲料の取り扱い ・マタニティ用制服の取り扱い ・具合が悪い時の休み時間延長許可 ・冷え対策グッズ(ヒーター・膝掛け・カイロなど)の常備 ・妊婦さん緊急時対応のマニュアルや研修実施 |
など、サービス内容は多岐に渡ります。
段差・冷え・たばこの匂いや煙など普段ならそこまで気にならないことでも、妊娠中は敏感になっていることがあるので細かなサービスが受けられるのはありがたいですね。
また緊急時の対応ができる施設だと更に安心なので、外出の際にはマタニティーマークのある施設を意図的に選ぶのもおすすめですよ!
車にマタニティーマークを付ける必要性
バッグなど持ち物につけるマタニティーマークの他にも、車につけるマタニティーマークがあることを知っていますか?
使い方は若葉マークや紅葉マークと同じで、車のボンネット(前)と後ろ部分に貼り付けます。母子手帳交付の際に書類の中に入っていることが多いようですが、必要な場合は各自治体の役所などで申請するともらえるようです。
妊娠中はつわり・腰痛・頭痛などの体調不良が起こりやすく、また眠気も増すと言われていますね。
判断力が鈍ったり、うまくスピードに乗ることができなかったりとお腹が大きくなるにつれて運転もしづらくなってくるので思わぬ事故に巻き込まれることがあるんですよ。
想定外のことが起こった時、このマークがあればママと赤ちゃんを守るための適切な対処ができるので妊婦さんドライバーには必ずつけて欲しいですね。
ママと赤ちゃんの安全はもちろん周囲の人の安全も考慮し、「妊娠中で何かあるかもしれないのでよろしくお願いします」という意味を込めて、万が一に備えて周囲のドライバーにも妊娠を知らせることはとても重要なことです。
また、優先駐車スペースの利用にもマタニティーマークが役立ちます。妊娠中の運転はできる限り避けたいところですが、どうしても車を使用する場合は準備しておくと安心ですね。
「青いマタニティーマーク」って知ってる?
最近、巷では青いマタニティーマークがあると噂になっており、気になって調べてみました。
「そんなマークあるのかな?」と半信半疑でしたが、調べてみた結果…。青いマタニティーマークはあります!
この青いマタニティーマークは、妊婦さんを応援するプロジェクトの一環として作られたものなのだそうです。マタニティを応援するマーク公式サイトにて1つ500円で購入することができますよ。
このマークは妊婦さんを応援したい人がつけることで「何か困ったら私を頼ってください」という意思表示になるんです。
公共の場所で体調が悪くなった時、誰に声を掛けていいのか困ってしまう妊婦さんは多いと思うのですが、このマークをつけている人がいれば安心して声を掛けることができますね。
まだまだ青いマタニティーマークの存在は認知されていませんが、これから徐々に優しさが広がって妊婦さんが安心して外出できる環境になれば嬉しいですね!
なかには辛いおもいをする人も?先輩ママのマタニティーマーク体験談
マタニティーマークをつけることで、周囲の人からは様々な反応があるようです。
優しさや気遣いに感動した人・心無い言葉に傷ついた人など、どのような反応があったのか先輩ママのエピソードを見ていきましょう。
「付けてて良かった!」役に立ったのはどんな時?
”満員電車で降りようとした時、近くにいた女性が『妊婦さん降りまーす!』と周囲の人に大声で知らせてくれて、おしくらまんじゅう状態の中、私が押しつぶされたり、転んだりしないように助けてくれた(女性/38歳)”
引用:econte
満員電車は身動きが取れないほど人が密着しているので、お腹が押しつぶされたり・周囲の人が倒れかかってきて転倒するなど非常に危険ですよね。
みんな自分のことに精一杯で周りの状況を把握できていないことが多く、妊婦さんだからといって配慮してくれる状況でないことが多いです。
そんな時にお腹のことや安全を考えて行動してくれる人がいるなんて、なんて心強かったことでしょう!自分も妊婦さんを見かけたら守ってあげられる存在になりたいですね。
”近くのスーパーの20代の店員さん。
マタニティマークをつけている私を見て、レジ会計の後、いつもカゴを台まで運んでくれてありがとう。
何かと動きが鈍くなったり、お腹に重いカゴが当たると地味に痛いので、嬉しかったです。”
「妊婦さんが重たい荷物を持つことはいけない」と昔から言われているのを知っていますか?これは、お腹に力が入ることで張りやいきみに繋がってしまうことがあるからなんです。
特にスーパーの買い物かごは下から上にぐっと持ち上げる態勢になるので、お腹にかなりの負担が掛かりますね。また、棚の上のものを取る時もお腹が伸びる態勢になるので要注意です。
スーパーなどの買い物は意外と危険が潜んでいるので、マタニティーマークは必ず付けて行ってくださいね!もし気が付いてもらえなかった場合、丁寧にお願いして運んでもらうなど絶対に無理をしてはいけませんよ。
”電車待ち中、2人目妊娠中に上の娘を抱っこしていた私に2人ママがんばってるわねと話しかけてくださったおばあちゃん。マタニティマークを見て分かってくれたんだな。優しい言葉ありがとうございます。”
引用:@iv10g
実は、妊娠中に街を歩くと年配の方に声を掛けてもらえることが多いんですよ。皆さんお父さんやお母さんのように優しく心配をしてくれて、時には出産や育児のアドバイスなどもしてくれるので興味深く参考になるんです。
ママは赤ちゃんが無事に生まれてくるまで不安や喜びなど、様々な感情と葛藤していますよね。そんな時優しい声を掛けてもらえるだけで、「一人じゃないんだ」「もっと強くなって赤ちゃんを守っていこう」と気持ちがほっこりしますよ。
このように、マタニティーマークを付けることで人の優しさや温かさに改めて気付かされることも多いです。
優しくしてもらえたら、遠慮せずに甘えて感謝の気持ちを伝えましょう!これからもっと妊婦さんと赤ちゃんを社会全体で受け入れる環境が作られたらいいですね。
「あえて付けない」妊婦さんが増えてる!?イヤなおもいをしたママも
”酔っぱらいに「調子に乗るな」と怒鳴られてからまれたり、電車で優先席の付近に立っているとサラリーマンに「席を代われってことか、妊婦が電車なんか乗るなよ、こっちの方が疲れてんだ」と言われた”
引用:マイナビウーマン 子育て
マタニティーマークは緊急時に適切な対応をしてもらうための目印なので、席を譲ってもらいたい・何事も優先してもらいたいという意思表示ではありませんよね。
ところが、どうも「マタニティーマーク=優先して欲しい」という意味合いに取られることが多く、誤解が妊婦さんを苦しめているのが現実なんです。
誤解で妊婦さんが嫌な思いをしないためにも、体調が良い時はマタニティーマークを隠しておくなどの対策が必要ですね。ただし急に体調が悪くなった場合は、我慢せずに必ず申し出るようにしましょう。
”優先席前に立っていたら(なるべくドア寄りに)、優先席に座ってた50代くらいの男性に「こんなものをつけているな!」とマタニティーマークをいきなり捕まれ、指で弾かれ恐怖を感じたことがありました。”
引用:Yahoo!知恵袋
こちらのケースも最近多いそうで怖いのですが、お腹を蹴られる・わざとぶつかってくる・後ろから押される・足を引っ掛けられるなど、意図的に攻撃を加えてくることがあるようなんです。
この心理も「妊娠している=幸せアピールしている」というねじ曲がった解釈によって起こるようですが、こちらとしてはたまったもんじゃないですよね。
中にはこのような考え方をする人もいるということを踏まえて、外出する際は常に周りの状況に気を配って危険がないか確認するようにしましょう。
”歩くのが遅かったのか、駅のホームで後ろから突き飛ばすようにぶつかられた。(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)”
引用:マイナビニュース
お腹が大きくなってくると必然的に動きが遅くなります。こればっかりは経験してみないとわからない重みですよね。
歩くのが遅くて妊婦さんが嫌な思いをしないためにも、混雑している場所で流れに乗れない場合は少し空いてから行動する・妨げにならないように端に避けるなど工夫をしてみるといいと思います。
くれぐれも無理をして急いで歩くのだけはやめましょうね。
このように、マタニティーマークを付けたことでイヤな思いをする妊婦さんも残念ながら多いんです。嫉妬や反感というマイナスの感情を持つ人もいることを知って、自分と赤ちゃんの安全を守っていきましょう。
ママと赤ちゃんの安全が第一!
マタニティーマークは、緊急時にママと赤ちゃんの命を守るための重要な役割を持っています。
ところが、「マタニティーマーク=幸せアピール」とか「優先しろと無言で圧力を掛けられているみたい」などマイナスなイメージとして捉える人も少なくないのが現実なんです。
確かに世の中には色々な人がいるわけで、子供を授かれない人・結婚したくてもできない人・仕事がうまくいかない人・病気と闘っている人など悩みや苦しみは人それぞれですよね。
そういう人達から見れば、妊婦さんは幸せの象徴で輝いて見えるのかもしれません。他人がどんな考えを持っているかわからないからこそ、妊婦さん側も配慮が必要なんだと私は思います。
例えば、マタニティーマークをいざという時には出せる状態にしつつ、普段は見えないように隠しておくのはどうでしょうか。この方法なら体調や状況によって臨機応変に使い分けができるし、イヤな思いをしないで済むので便利ですよね。
ただ絶対に忘れてはいけないことは、マタニティーマークはママと赤ちゃんの命の安全を守るために使用するということ!どんな状況であれ、お腹の赤ちゃんを守るためだったら正々堂々と使って大丈夫ですよ。
イヤなことを言う人もいますが、それ以上に優しさや温かさを持った人はたくさんいます。絶対に手を差し伸べてくれる人はいるので、勇気を持って安心して使ってくださいね!