妊娠中期

妊娠の安定期はいつから?気を付けることはコレ!

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妊娠初期の不安定な時期は、体調も安定せず行動範囲も狭くなりがちです。しかし安定期に入れば余裕が出てくるので、「赤ちゃんが生まれる前に、夫婦二人で旅行に行っておきたい!」と考えることもあるでしょう。

そもそも安定期とはいつ頃か、またその過ごし方や旅行で注意すべき点をまとめました。

安定期とは?いつから始まるの?

妊娠は個人差が激しいものなので、安定期と呼べる時期に入るのも個人差があります。ここで紹介する安定期とはあくまでも目安であることを頭に入れて読み進めてくださいね。

安定期は妊娠5ヶ月に入った頃から

安定期とは妊娠5ヶ月頃(16週)からを指します。人によってはもっと早い時期から落ち着いてくる場合もありますし、反対に遅れることもあるでしょう。

一般的に5ヶ月を過ぎると、妊娠初期に苦しんでいたつわりもおさまり、胎盤も完成してきます。赤ちゃんの栄養源である胎盤が完成すれば、赤ちゃんの成長も安定してくるために安定期と呼ばれるのです。

ちなみに「安定期」という言葉は医学用語ではなく、海外ではこのような用語は用いられないそうです。安定期という呼び方は日本独特のものなんですね。

体調も落ち着き、流産の可能性も低くなる

胎盤が完成すれば、流産のリスクも低下してきます。流産は全体の15%に起こると言われていますが、その大部分は12週までに起こるとされていますよ。妊娠する年齢にもよりますが、安定期まで何事も無く成長すれば、安定期で危機を迎えることは稀でしょう。

流産の確率はゼロではないので油断は禁物ですが、初期の頃に比べると食欲も増し、外へ出歩くこともできるようになるはずです。マタニティライフを楽しみましょう。

つわりが終わる時期は人それぞれですが、先輩ママはいつごろ終わったのでしょうか?アンケートを見ていきましょう。

”「17週ごろに治まってきました」

起き上がっていられず、水を飲んでも嘔吐してしまうほどのひどいつわりでしたが、やっと17週に入るころにつわりが治まってきて、18週になった今はごはんもつくれるようになりました”

引用:たまひよ

17週頃というと、ほとんどのママがつわりを超えている時期ですね。このママの場合はひどいつわりで苦しんだ様子がうかがえます。

”「出産まで続きました。」

私の場合は出産までつわりが続きました。吐きづわりは8カ月ごろに治まりましたが、その後も水は臭いし何を食べてもまずいし、出産の数時間前にも、薬を飲む水の臭さでも吐いてしまいました。でも産後は、あれだけ臭いと感じた水がまったく臭いを感じなくてびっくりしました。”

引用:たまひよ

出産までつわりが続いたママもいますよ。お産の寸前まで臭いつわりが収まらなかったようですね。

”「つわりがなかった」

たまに少し食べづわりっぽい日があった程度です。妊娠中は何の問題もなく、元気な男の子を出産しました!ネットでは苦労話とか励ましとかが多いようですが、意外と軽い人とかない人もいるみたいですよ。”

引用:たまひよ

こちらのママがつわりがほとんどなかったようです。このように妊娠全期通して楽なタイプはちょっとうらやましくなります。

こうやってみるとつわりは本当に個々に違う現象として起こっているのがわかります。妊娠は自分で経験しないとわからない部分が非常に多く、本当に一度きりの経験なんですね。

ちなみに私は妊娠15週ぐらいには収まってきた感じがしました。しかし私の場合は元々胃腸が弱いこともあり、胃もたれはずっとありましたよ。胃腸の不調なのか、つわりなのかの区別が付かない妊婦生活でした......。

妊娠報告!安定期まで言わなかった先輩ママの理由とは?

妊娠したら、勤めている会社に報告する必要がありますよね。マイナビのアンケートによると、約26%のママが妊娠してすぐに会社に報告しているのですが、18%のママは安定期に入ってから報告をしています。実際のアンケートは以下の通りです。

  1. 「病院で妊娠が確認されてすぐ」……26.2%
  2. 「安定期に入って(妊娠16週以降)すぐ」……18.2%
  3. 「妊娠12週を超えてすぐ」……15.9%
  4. 「心拍が確認されてすぐ」……14.3%
  5. 「妊娠8週を超えてすぐ」……14.3%

引用(一部抜粋):マイナビウーマン

ストレスが多くかかる会社では、初期のころから理解してもらっている方が何かと安心のように思えるのですが、あえて安定期を過ぎてから報告しているママは、どのような考え方で遅らせたのでしょうか?

【理由1:流産の報告をしたくなかった】

初期のころは体調不良も多く、流産の可能性も高い時期です。会社にサポートしてもらいたい気持ちよりも、流産になった時の報告が嫌、という気持ちが強いママは、安定期に報告しています。

初期のころに無理をしてはいけないのは知っているけど、もし流産になって、会社の人に打ち明けた時の反応を見たくない、という気持ちは共感できますね。

【理由2:初期流産をしている】

初期流産を経験していると、妊娠しても安定期まで安心できない気持ちが強く、素直に喜べないママもいるでしょう。辛い記憶から、報告を遅らせるママもいるようです。

【妊娠してすぐに報告したママの場合】

妊娠してすぐに報告しているのは、すでにつわりが辛くて仕事が困難になっている場合や、体を動かす職業だった場合です。

重い荷物を持つような仕事や立ち仕事などは、赤ちゃんに負担がかかってしまうので早めの報告がおすすめ。周囲も気を配ってくれるでしょう。早く伝えるにしても、安定期に入ってから伝えるにしても、母子に負担がかからないような時期がベストです。自分の状況をよく考えて報告をしましょうね。

双子妊娠や子宮筋腫など、注意が必要な妊娠。安定期はいつ?

双子を妊娠した場合や、子宮筋腫がある場合などは、通常の妊娠とは違った注意が必要になります。

双子妊娠(多胎妊娠)

双子を妊娠した場合は、まず妊娠タイプを調べます、実は双子妊娠は「羊膜と胎盤」によって違いがあり、このタイプによって管理方法が違ってくるのです。双子妊娠には3つのタイプがあります。

  • 2絨毛膜2羊膜双胎:羊膜も別、胎盤も別
  • 1絨毛膜2羊膜双胎:羊膜は別、胎盤は共有
  • 1絨毛膜1羊膜双胎:羊膜も胎盤も共有

双子妊娠の場合は一人を妊娠している場合よりも合併症などを起こしやすいため、妊婦健診の回数も一人妊娠の倍となります。双子妊娠で気をつけたい症状は以下の通りです。

  • 早産
  • 子宮内胎児発育不全:何らかの理由で胎児が発育不全を起こす
  • 妊娠高血圧症候群
  • 弛緩出血:分娩時に大量出血してしまう

双子妊娠の場合は一人妊娠の時よりも300Kcalほど多めに栄養が必要です。体重増加も増えるので、妊娠高血圧症候群には注意する必要があります。つわりの症状も重い傾向があり、一人妊娠で言われている安定期を迎えたとしても、油断ならないことも多いです。

羊膜も胎盤も別なら、さきほど挙げた注意を心がければ無事に乗り越えられると思われますが、羊膜または胎盤を共有している場合は以下の症状が出る可能性があります。

  • 双胎間輸血症候群(TTTS):双子に供給される血液のバランスが崩れ、様々な症状を引き起こす
  • 無心体双胎(TRAP):どちらかがきちんと育たず、心臓ができない
  • 一児死亡:片方が死亡してしまう
  • 臍帯相互巻絡(さいたいそうごけんらく):片方の臍帯が絡まってしまう

双子を妊娠するとお腹も大きくなりますし、負担も大きいので、妊娠中ずっと入院ということもあるでしょう。出産も通常の分娩ではなく帝王切開になることもあります。

子宮筋腫

子宮筋腫は、最も多い婦人科系疾患の一つです。子宮筋腫があると、思わぬトラブルが起こることも。以下の症状に気をつけましょう。

  • 早産
  • 胎児の発育不良
  • 前置胎盤:胎盤が子宮口を塞いでしまう
  • 常位胎盤早期剥離:分娩前に胎盤が剥がれてしまう
  • 分娩の際に進行の妨げになる

子宮筋腫があると、胎盤から胎児へ送る血流が滞るなどして発育不良を引き起こす可能性があります。また子宮筋腫をよけるように胎盤が形成されてしまうことで、本来あるべき場所に胎盤ができず、前置胎盤となることもあります。早産や流産のリスクも高めで、全期間を通して慎重な観察が必要です。

普段の過ごし方は、普通の妊婦さんと同じで大丈夫ですが、健診は忘れずに受けましょう。もしお腹の張りや痛み、出血があったら必ず受診してください。

実は私も子宮筋腫だったんです。しかし発覚したのは分娩の時でした。私の場合、筋腫がとても小さかったらしく、健診の時に見つけられなかったんですね。しかし子宮が大きくなるにつれて筋腫も大きくなっていきました。

今まさに生まれる!という時に筋腫が見つかったので、主治医の先生が「何だこれは~!」と叫んでました......。本番で見つかったらパニックですよね。分娩は時間がかかりましたが、無事に生まれましたよ。

旅行や飛行機搭乗、安定期まで待ったほうが安心な理由とは

子供が生まれたら、子育てに忙しくなり夫婦二人でお出かけすることも少なくなります。そうなる前に、思い出作りの旅行に行きたいと考える人もいるでしょう。旅行に行くのは良いのですが、できれば安定期に入ってからをおすすめします。その理由が以下の通りです。

【不安要素1】妊娠初期は胎児が形成される大切な時期

妊娠初期のころは、胎児にとって大事な胎盤が形成されている最中です。ママの体調が良かったとしても何が起こるかわからない状況といえます。

初期のころは、自分たちの事よりもお腹の赤ちゃんのことを最優先に考えて行動するのがベターです。どうしても外せない用事があるなら仕方がありませんが、予定を変えられるような旅行などは初期ではなく、安定期に入ってからの方が安心ですよ。

【不安要素2】ママの体調

初期の頃に旅行いくと、旅先で体調の変化があった場合に対処することが難しくなってしまいます。特に海外などの遠方では、現地の病院で自分の状況を伝えることさえままならないこともあるでしょう。

また飛行機での旅行は、上昇中に生じる機内圧力の変化が子宮を刺激したり、重力の負荷がつわりを重症化させたりする可能性が指摘されています。

確かなエビデンスがあるわけではないのですが、このような事例がある限り避けた方がいいかもしれません。また飛行機に限らず、長時間の移動は体に負担をかけますし、エコノミー症候群になるリスクも高くなります。

しかしどうしても乗りたい、乗らざるを得ない状況があるなら医師に相談してアドバイスをもらったり、航空会社に妊娠している旨を伝えて配慮してもらったりしておくと心強いですね。自分でできる対策としては以下のものが挙げられます。

  • 楽な服装をする
  • 水分補給をこまめに行う
  • トイレに近い席を選ぶようにする

安定期に気をつけたいこと

安定期に入ると、体を動かせるようになることも多いのでママはつい羽を伸ばしがちです。しかし油断は禁物ですよ。安定期でも注意すべき事はあるのです。

バランスの良い食事

まずはバランスの良い食事を心がけましょう。妊娠している体は、自分の都合だけではなく、赤ちゃんのことも考えて管理する必要があります。

赤ちゃんが発育不全にならないようにタンパク質やビタミン、ミネラルをしっかり摂るようにしていきましょう。最近は産後太りを気にして食事制限を厳しくしてしまうママもいるようですが、ほどほどにしてくださいね。

妊娠高血圧症候群を予防するためにも、塩分や糖分を摂り過ぎないようにすることも大切です。また貧血を予防するためにも鉄分も意識して摂りましょう

適度な運動

安定期に入ると、少し運動も出来るようになってきます。マタニティヨガや水泳、エアロビクスなど楽しいと感じる運動を取り入れましょう。この時期から運動することでお産の時の体力を付けたり、体重コントロールがしやすくなったりします。また気分転換にもなりますし、腰痛や肩こりなどを予防できますよ。

家事

妊娠していても、家事を止めるわけにはいきませんよね。しかし安定期ともなればそれなりにお腹も大きくなり、誰が見ても妊婦さんといった感じになります。

お腹が大きくなることでバランスが悪くなり、転びやすくなります。反射神経も鈍って動きが遅くなることも。特に掃除をしている時につまづいたり、お風呂ですべったりして思わぬケガをすることもあるので注意しましょう。

またお腹が大きくなることで足下が見えにくくなることもあります。何をするにも足下には気をつけてゆっくり行動しましょう。家事の最中にお腹が張ってきた場合はすぐに休んで無理のないようにしてくださいね。

姿勢

お腹が大きくなると、お腹を突き出したような姿勢になりがちなので、できるだけ正しい姿勢を意識しましょう。腹帯やマタニティガードルなどを使って腰を支えると体が楽になりますよ。

妊娠中は体を冷やさないことも大切です。特に寒い時期の腹帯などは重要なアイテムとなります。

ゆっくりストレスフリーに過ごすこと

これは全期間に言えることですが、ストレスを感じながら過ごすとお腹の赤ちゃんにも伝わってしまいます。ストレスは早産や流産のリスクが高くなるとも言われていますし、無事赤ちゃんが生まれたとしても情緒不安定やうつ症状、ADHDになってしまう可能性があるとも言われています。

ストレスがかかる仕事をしている場合や体調不良によるストレスなど、ストレスは多種多様ですので完全になくすことは難しいかもしれません。それでもストレスを減らす努力はしていきましょう。

歯科検診

妊娠すると歯科検診を受けるようになります。妊娠中はホルモンバランスが変化することで虫歯が起こりやすくなるんです。

また虫歯や歯周病などのトラブルは早産にリスクを高めたり、赤ちゃんに虫歯をうつしてしまったりすることがあります。歯のトラブルは妊娠とは関係ないと思いがちですが、意外と重要なんですよ。

体中が変化する中で歯のことまで気を遣っている余裕は無いかもしれませんが、だからこそ歯科検診で歯をしっかりメンテナンスしましょうね。

性生活

お腹の赤ちゃんが順調で自分の体調も問題ないなら、性生活もOKです。しかしお腹が大きくなってくるので腹部を圧迫しないよう、体位に注意しましょう。また性感染症を防ぐためにも、必ずコンドームを使用してくださいね。

安定期をリラックスしながら楽しもう

安定期は、赤ちゃんが生まれる前に訪れる最後の休暇と言えるかもしれません。安定期はそう長くは続かないので、この期間にやりたいこと、やるべきことをしっかりやって後悔のないようにしましょう。

赤ちゃんに会えるまであと少しです!これから体はどんどん重くなり、不調になることもあるかもしれませんが、とにかく今を楽しんでくださいね。

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