妊娠すると腰痛が気になる人は多いですが、これも妊娠初期症状のひとつ。いつもとはちょっと違う腰痛に不安を感じてしまいますよね。妊娠初期の腰痛は、ホルモンバランスが影響していることがほとんど。
どんな症状があるのか、つらい症状を軽くする方法など、先輩ママの体験談を交えて詳しく紹介していきます!原因や対処法を知って、マタニティライフを穏やかに過ごしましょう♪
妊娠初期の腰痛はいつごろから起こる?
腰痛は妊娠初期症状のひとつですが、『いつから腰痛が始まるの?』『この腰痛はいつまで続くの?』と不安じゃないですか?まだ腰痛が始まっていない人も、いつ始まるのかびくびくしている人もいるかもしれません。まずは腰痛がいつごろから始まるのか、チェックしてみましょう。
辛いのはいつからいつまで?
結果から言うと個人差が大きくて、はっきり『いつから始まる』と断言することはできません。
★腰痛を感じ始めた時期
- 妊娠がわかる前から
- 妊娠がわかってすぐ
- 妊娠がわかってしばらくしてから
- 妊娠初期の後半ごろから
妊娠初期症状のひとつとはいえ、腰痛が始まるのは本当に人それぞれ。私は妊娠初期の中盤ごろから腰痛を感じ始めました。次に気になるのは『いつまで続くの?』ということですよね。できれば嫌な腰痛は早く終わってほしいもの。
実は腰痛は妊娠中ずっと付きまとうマイナートラブルのひとつなんです。妊娠初期症状の腰痛は生理痛のような痛みのことが多いですが、中期になるとまた違った痛みに。お腹が大きくなってくると、重さによってさらに腰に負担がかかるので、腰痛がひどくなる人もいるんです。
妊娠初期症状におこる腰痛の原因は?
腰痛は妊娠初期症状として多くの人が経験していること。普段腰痛をほとんど感じない人にとっては、とてもつらいことですよね。妊娠初期症状の腰痛の原因も気になるところ。
原因ははっきりとわかってはいませんが、ホルモンバランスや運動量が大きく関係しているといわれています。
ホルモンバランスの変化
妊娠するとホルモンバランスが大きく変わります。妊娠することで『リラキシン』というホルモンがたくさん分泌されるんですが、これが腰痛を引き起こしているとか!リラキシンは赤ちゃんがお腹で育ち、生まれるために重要なホルモンなんです。
★リラキシンの働き
- 骨盤周辺のじん帯や組織を緩める
- 骨盤を開きやすくする
- 陣痛時に子宮頸管を拡張する
妊娠後期に多く分泌するホルモンですが、妊娠初期から少しずつ量が増えていきます。リラキシンが増えると、骨盤周辺のじん帯が緩み始めることで骨盤も緩み始めます。骨盤が緩むと骨盤を支えるために関節に負担がかかり、これが腰痛につながるんですね。
運動量の変化
運動量が減ることも腰痛の原因になるんです。妊娠初期は体調が優れないことが多いですよね。1日を通して、横になったりゆっくり過ごしたりする日が増えるのも自然なこと。
そうすると妊娠前に比べると運動量はかなり減ってしまうことに。自主的に運動量を減らす人もいますが、つわりがつらくて思うように動けない人だっています。体を動かす機会が減ると、血行が悪くなり腰痛を感じやすくなるんです。
体がつらいときは無理に体を動かす必要はありませんが、調子がいいようならあえて運動量を減らす必要もないんですよ~♪日常生活は無理なく普通に過ごすようにしてくださいね!
妊娠中期・後期では原因も違う?
妊娠初期症状として挙げられることが多い腰痛ですが、妊娠中はずっと腰痛に悩まされる人は多いんです。妊娠初期症状の腰痛はホルモンバランスや運動量の変化が原因ですが、中期や後期は妊娠初期とはちょっと違った原因が!
★腰痛の原因
妊娠中期 | 妊娠後期 |
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お腹が徐々に大きくなる中期は、その体型の変化を体がいち早く感じ、支えようとして腰に負担がかかり始めます。体重が増え始めるのも中期以降なので、体重の変化も腰痛の原因になります。
後期はさらにお腹が大きくなり、姿勢は常に沿ったような形に。腹筋も弱くなるので、腰にはさらに負担がかかり腰痛はひどくなります。私も妊娠初期よりも後期のほうが腰痛がひどかったです。重心が変わることが、こんなに腰に負担がかかるなんて知りませんでした…
妊娠初期症状でおこる腰痛軽減対策
妊娠初期から腰痛がひどいと、出産まで腰痛に耐えられるか不安になりますよね。でも大丈夫!妊娠初期症状の腰痛を軽くする対策法があるんです♪体を温めたり姿勢を意識したり、どれも簡単なものばかりなので試してみてくださいね。
体を温めることで血行を改善させる
まずは体を温めることから始めましょう!体が冷えると血行が悪くなり、腰痛を悪化させてしまうことも。腰だけでなく体のいろいろなところに不調が出る原因にもなります。
★体を温めるおすすめの方法
- 毎日湯船につかる
- 飲み物は冷たいものを避け温かいものにする
- 腹巻をする
- 足湯をする
- 体を動かす
妊娠中なので無理は禁物ですが、湯船につかったり足湯をしたりするのは本当におすすめ!つわりがつらいときは足湯だけでも体が温まりますよ♪血行が良くなることで腰痛が和らぎ、立ったり座ったりも楽になるはずです。
姿勢を意識する
妊娠中は大きくなるお腹をカバーするために、腰が反った姿勢になりがち。腰が反っていると筋肉や関節に負担がかかり、腰痛が悪化するんです。妊娠初期症状としての腰痛は、まだお腹が大きくなる前なので反り腰にはなりにくいですが、今から意識しておくことはとっても大切!
お腹が大きくなるとまっすぐ立つのは正直難しいですよね。多少反り腰になるのは仕方がありません。そこで意識してほしいのが、足を軽く開いて立つということ。たったこれだけで腰への負担を軽くすることができますよ。
イスに座るときは深く腰掛けて、背もたれを上手に使うと腰に負担がかかりにくくなります。
できる範囲の運動をする
やっぱり運動は腰痛緩和に大きく役立ちます♪体を動かすことで血行が良くなり、腰痛が起こりにくい体作りにも役立ちます。でも妊娠中は運動はなかなかできませんよね。もちろん、無理のない範囲での運動で構いません!
★おすすめの運動
- ウォーキング
- 軽いストレッチ
- ヨガ
- 水泳
妊娠初期は体調が変化しやすい時期です。あえて妊娠してから新しい運動をする必要はありませんよ。ウォーキングも散歩と考えて、ストレッチも掃除など家事をしながらする程度でもOK!
ヨガや水泳は、妊娠してから始める人も多い運動です。でも、マタニティコースを扱っているスタジオや教室に通うのがおすすめ。
腹帯・骨盤ベルトを使用する
妊娠5ヶ月を過ぎるとお腹が少しずつ目立つようになります。腹帯はお腹が大きくなってからつけるイメージですが、昔から『戌の日』には安産祈願をして腹帯を付ける習慣もあります。実はこれも腰痛対策に役立つんです。
腹帯をすることでお腹が下がるのを防ぎ、腰への負担を軽くしてくれます。最近は様々なタイプの腹帯があるので、締め付け感やつけ心地などお気に入りの腹帯を見つけてくださいね。
お腹全体をカバーする腹帯が苦手という人は、骨盤ベルトでもOK!骨盤ベルトは腰をしっかりサポートしてくれるので、腰痛を和らげてくれます。腹帯も骨盤ベルトも、人によっては窮屈に感じて逆に体調が悪くなってしまうことも。合う合わないは人それぞれなので、体調に合わせて使ってみてくださいね。
妊娠初期症状の腰痛の痛み対策先輩ママ体験談
妊娠初期症状の腰痛はとってもつらいもの。人によっては立ち上がったり少し動いたりするだけでも痛みを感じる人もたくさんいます。先輩ママにも妊娠初期症状のひとつに腰痛を感じたという人は多く、体験談もたくさん!先輩ママは腰痛にどんな対策をしていたのか体験談を紹介します。
”おすすめはトコちゃんベルトです。
3ヶ月くらいに仙骨痛が起こったので購入し、使用したところしばらくしたら治まりました。”
引用:Yahoo!知恵袋
とこちゃんベルトは腰痛対策で使っている人がたくさんいました!妊娠中から産後まで長く使えるというのが魅力なんですよね。
”痛みの程度にもよるとは思いますが、
痛くても少し運動したり体を動かすことが大事だといわれ、
股関節なども回すようにしていましたら
慢性的な腰痛もなくなり、
現在も臨月ですが全然痛みはありません。”
引用:Yahoo!知恵袋
適度に体を動かすのが結局一番いい、と感じる人も多いです。動けるときは動いたほうがよさそう♪
”妊婦okな接骨院にはかなりお世話になり、一日置きに通うと効果ありました!!保険適用なので安いです。”
引用:Yahoo!知恵袋
いよいよ痛みがつらくなったら、接骨院もひとつの方法。妊娠していることを必ず伝えましょう。
”毎日湯船につかる。
体調的に無理そうな時や毎日湯船に使っているけどそれでも痛い時は、寝転がる時やソファに座る時に腰にゆたぽんを当てていました。”
引用:Yahoo!知恵袋
やっぱり体を温めるのは効果がありそう♪意識して温めるのがおすすめです。
”日頃から、ふとした負担をかけないように気をつけるしかない気がします。休み休み、それが大事だとおもいますよ。”
引用:Yahoo!知恵袋
日ごろから負担をかけない、これも大切ですね。周りを頼ったり自分のペースを守ったりして過ごしましょう。
妊娠初期症状は腰痛だけではない!主な症状
妊娠初期症状は腰痛だけでなく、ほかにも様々な変化が現れるんです。食べ物の好みが変わったり吐き気がしたり…いわゆる『つわり』の症状ですね。妊娠初期の体調の変化は、安定期に入ると落ち着くことがほとんどです。
食べ物の好みが変わる
原因ははっきりわかっていませんが、妊娠してから食べ物の好みが変わることはよくあること。さっぱりしたものが食べたくなったり、反対にこってりしたものが食べたくなったり。今まで嫌いだったものが好きになるという人もいるんですよ!
産後は食の好みが戻る人もいますが、中にはそのまま変わらないという人も。食の好みが変わっても赤ちゃんにもママにも全く影響がないので、食べたいものを食べられるときに食べるようにしましょう。
吐き気が起こる
妊婦さんの約8割の人が経験するというつわり。その多くが吐き気ですよね。妊娠初期の吐き気は安定期に入ると、今までの吐き気がウソみたいにぴったりなくなる人が多いです。
吐き気の感じ方も人それぞれ。本当に吐いてしまう人もいれば、ムカムカとした吐き気だけの人、何かを食べれば吐き気が落ち着く人などがいます。妊娠後期にもつわりに似たような吐き気を感じることがあります。『後期つわり』などと呼ばれていて、出産まで続くことも。
頭痛や体のほてり
妊娠初期には頭痛や体のほてりを感じる人も少なくありません。ホルモンバランスが関係しているといわれていますが、頭痛は貧血や水分不足が原因のこともあるようです。
妊娠中は頭痛薬が飲めないので、頭痛はかなりつらいですよね。頭痛がするときは、ゆっくり休んだり体を温めたりすることで軽くすることもできますよ。体のほてりはカーディガンなどで着るものを調節しましょう。あまり体を冷やしすぎないように気を付けてくださいね。
眠気が起こる
眠気も多くの人が経験している妊娠初期症状。私も妊娠初期には強い眠気に襲われる日々が続きました。たくさん寝ているのに眠い、朝起きられない、動き出すまでに時間がかかるなど、感じ方はそれぞれです。
私の場合は1日を通してずっと頭がぼーっとしていて、常に眠気を感じていました。横になれるときは無理せず横になって、ゆっくり過ごしましょう。眠気も安定期に入れば軽くなる人が多いです。『体がエネルギーをためておきたいんだ!』と割り切って、無理をしないことが大切です。
トイレの回数が増える
妊娠するとトイレの回数が増える人もとっても多いんです。妊娠後期になれば、お腹が大きくなることで膀胱が圧迫されるので、自然とトイレの回数が増えます。
でも、妊娠初期にトイレの回数が増えるのは血液量が増えるのが理由と考えられています。血液量が増えると腎臓の働きが活発になり、尿の量が増えたり頻尿になったりするんです。
妊娠中はずっと頻尿に悩まされる人も多いんです。外出時はトイレの場所を把握するなどすぐにトイレに行けるようにしておきましょう。
妊娠初期症状の腰痛はベルトや運動で対策を!
妊娠初期は不安なことが多い中、さらに腰痛などの妊娠初期症状があるとさらに不安になってしまいますよね。妊娠初期の腰痛はベルトをしたり運動をしたりして、軽くすることも可能!
先輩ママにもひどい腰痛を体験した人は多く、いろいろな対策で乗り切ってきたようですね。自分に合った対策を見つけて、周りに頼るなど腰痛と上手にお付き合いしていきましょう♪