葉酸サプリ

葉酸が妊娠しやすい体を作ってくれるって本当?

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妊活や妊娠中なら葉酸を摂るとよい、というのを聞いたことがある人が多いのではないでしょうか?ドラッグストアなどで葉酸のサプリメントが売られているのを見たことがある人もいますよね。

実際、厚生労働省は妊活や妊娠中の女性に対して葉酸を摂るように推奨しています。でも、どうして葉酸を摂ったほうがよいのか、疑問に思いませんか?ここでは葉酸が妊活や妊娠中の体にどんなふうに効果的なのかをご紹介します。

葉酸の働きとは

体内の赤血球を作る働きをし、妊活や妊娠中の方でなくても必要になる栄養素になります。水溶性のビタミンなので体の中で貯めにくい栄養素ですが、多く摂りすぎると健康被害を起こす可能性があります。

バランスのよい食事を摂っていれば1日に必要な葉酸量が摂れます。でも、妊活や妊娠中の方は通常の食事で摂れる葉酸量にプラスしてサプリメントなどで補給するとよいとしています。

葉酸とは

葉酸は、緑黄色野菜や果物に多く含まれている水溶性のビタミンB群の一種です。熱に弱いので加熱調理すると約50%近くが分解されてしまいます。葉酸だけでなくビタミンは加熱に弱いものが多いので、加熱しないで食べられるものは生で食べるようにしたほうがよいでしょう。

葉酸だけではありませんが、栄養素は他の栄養素と組み合わせて摂ることで体への吸収率をあげることができます。葉酸をサプリメントで摂るだけじゃなく、バランスのよい食事をするようにしましょう。

胎児の正常な生成を促進する葉酸は「赤ちゃんのためのビタミン」

妊娠初期のおなかの中の赤ちゃんは脳や脊髄、心臓など、人の体の中でも重要な部分を細胞分裂を活発に行って作っていきます。そのときに細胞を作るのに必要なDNAの合成や赤血球を作る働きをする葉酸を摂ることを推奨しているんです。

妊娠1~3カ月頃のまだ妊娠に気付かない頃から赤ちゃんの体は作られていきます。そのときに葉酸の摂取量が少なくならないように妊活中から積極的に葉酸を摂るようにしましょう。通常の摂取量だけだと赤ちゃんにまで葉酸の栄養素が回りませんからね。

妊娠初期に葉酸が足りなかったらどうなるの?

赤ちゃんが二分脊椎症などの神経管系の先天性異常になるリスクが高くなるとされています。現在の研究では、赤ちゃんが二分脊椎症の先天性異常になる可能性を減らせる考えられている栄養素は葉酸のみだそうです。

事実、葉酸を推奨するのが遅かった日本では二分脊椎症を発症してしまう確率が増加傾向にあったそうです。

海外でも二分脊椎症を発祥する確率が高かったので、アメリカやカナダではシリアルやパンなどに葉酸を添加するように推奨したところ、二分脊椎症の発症率が減少しました。

葉酸は妊娠してからでもよい、と思われている方もいるかもしれませんが、妊活中から葉酸を摂るように心掛けましょうね。

妊娠しやすい体づくり!カップルでの葉酸デビューをおすすめする理由

葉酸が妊活中に必要なのは妊娠初期のためだけじゃありません。実際に妊娠しやすい体になるとも言われています。男性が葉酸を摂るとより妊娠率をあげることにもつながると言われ、カップルで葉酸を摂るようにすることも妊活にはとても重要になりそうですね。

葉酸で妊娠成立率が上昇?!

実際に海外では葉酸を摂ることで妊娠や出産率が上がったという研究結果が出ています。でも、胎児の先天性異常のリスクを低下させるというデータよりもはっきりとしたものではありません。可能性がある、と言うくらいのものです。

でも、葉酸は造血作用や細胞分裂を促進させる働きがあると言われています。妊活中から葉酸を摂って妊娠初期の状態から赤ちゃんに十分葉酸をあげられるようにしましょう。

不妊治療中の女性に効果が認められた

ある研究データで、230人のIVF治療中の35歳女性にサプリメントなどで1日800μgの葉酸を摂るようにしたところ、50~60%の出産率が、また1日400μgの葉酸を摂ったグループでも30~35%の出産率が認められたそうです。この研究では妊娠中推奨量の400μgでも効果があるとしています。

ただし過剰摂取になると体調を崩してしまいますので、必要以上の葉酸量は摂らないようにしましょう。

葉酸摂取、妊娠前から始めるべき?

妊活中に葉酸を摂っても意味がないと思われていた人も多いかもしれませんが、葉酸をサプリメントなどで補充すると妊娠の手助けになる可能性もあります。また、妊娠初期の赤ちゃんが先天性異常にならないようにするためにもなります。

妊娠を考えたらそのときから葉酸を飲むようにしましょう。また、バランスのよい食事を摂るように心掛けておくこともとても大切ですよ。

葉酸が男性にもたらす妊活効果とは

葉酸は妊活や妊娠中の女性に必要な栄養素です。でも、女性だけでなく男性の妊活にとっても重要な栄養素なんです。妊活は女性だけじゃなく、男性も一緒に行うことがとても大切。そのため妊活中はカップルで葉酸を摂ることをおすすめします。

男性の正常な精子の生成をサポート

妊娠が成立しないのは女性の体だけの問題ではありません。男性の精子の異常による可能性もあります。

男性の葉酸不足は精子の染色体異常が増える原因になるとも言われています。正常な精子ができなければ、受精が成功しなかったり、先天性障害をもった赤ちゃんができる可能性もあります。

イタリアで行われた小規模な研究では、1日15gの葉酸を3ヶ月間摂取したところ、約50%精子の量が増え、運動率も高くなったという結果が出ています妊活中の男性の推奨摂取量は1日240μgほどです。一般的な食事で摂れない量ではありませんが、サプリメントで補助するのもよいかもしれません。

最低でもパートナーが妊活を始めたら、男性も葉酸を一緒に摂るようにするとよいでしょう。

妊娠前、妊娠中に必要な葉酸の量は?

厚生労働省では年齢別に栄養素の推奨摂取量を発表しています。もちろん葉酸もです。20歳以上の成人だと1日240μgが推奨摂取量とされていて、一般的な食事からは1日200μg摂っているとされています。

妊活や妊娠中はお腹の赤ちゃんの発育のためにこの推奨摂取量とは別に推奨摂取量が定められています。

妊娠前の推奨葉酸摂取量

葉酸だけでなく、栄養素と言うのは摂ればすぐに体の中の濃度が高くなるわけではありません。徐々に増えていくものです。なので、妊娠前から葉酸を摂っておくことはとても大切ですよ。

妊娠に気付く前の時期に必要な葉酸量は640μgとしています。成人の推奨摂取量は1日240μgなので、640μgの葉酸を摂るためには葉酸だけ配合されているサプリメントを摂るようにしたほうがよいかもしれません。

妊婦の推奨葉酸摂取量

妊婦の推奨葉酸摂取量は妊娠のステージによって変わってきます。

  • 妊娠初期の1~3カ月:240μg+400μg
  • 妊娠4ヶ月~出産まで:240μg+240μg

また、出産後の授乳期にも240μg+100μgの葉酸摂取量を推奨しています。葉酸量が少ない場合、マルチビタミンで摂るほうが効果的な場合もあります。サプリメントの配合量をきちんと確認してから飲むようにしましょうね。

葉酸を含む食物とは?サプリでの摂取との違いとは

葉酸だけでなく全ての栄養素は食べ物から摂ることができます。でも、一般的な食事からは成人の推奨量産量である240μgに40μg足りない200μgほどしか摂れていないと推定されています。

なので、「足りない分をサプリメントで補うとよい」としていますが、食べ物だけで妊活や妊娠中の推奨葉酸量を摂ることはできないのでしょうか?

普段の食事も意識しよう。葉酸を含む食べ物や飲み物

★葉酸を多く含んでいる食べ物

  • ほうれん草
  • いちご
  • 枝豆
  • 焼き海苔
  • 乾燥わかめ
  • きなこ
  • レバー
  • うなぎ

妊婦はビタミンAの上限量が3000μgREとされています。それは赤ちゃんが先天性異常になる可能性が高くなるとされているからです。レバー類は1切れだけで3000μgREを超えてしまいますから、レバーはあまり摂らないようにしたほうがよいでしょう。

葉酸は他の栄養素と一緒に摂ると効果を発揮させやすくなります。

  • 亜鉛・・・葉酸を体に取り込むための酵素の働きを助ける。
  • ビタミンC・・・体内で活性化した葉酸を維持する働きがある
  • ビタミンB6、ビタミンB2・・・体内で活性化した葉酸の代謝に関する働きをする
  • ビタミンB12・・・葉酸を代謝するときの再生成に関わる酵素の働きを助ける

また、妊娠中にはさまざまな栄養素を効率よく摂ることもとても大切です。普段からバランスのよい食事を摂るように心掛けましょう。

食事だけでは足りない?葉酸サプリとの違い

葉酸の多く含まれている食べ物に緑黄色野菜や果物があります。食べ物だけで妊活中に必要な640μgを摂ろうとすると…大量の野菜を摂る必要があります。

  • ほうれん草・・・300g(約10株)
  • キャベツ・・・3/4玉(約750g)

食べ物に含まれる葉酸は「ポリグルタミン酸型」というもので、加熱料理だけじゃなく胃酸にも弱いそうです。例えば、生のキャベツを3/4玉食べたとしても胃酸で約50%もの葉酸がなくなってしまうと言われています。

要するに、加熱すると倍の量の野菜を食べないと厚生労働省の出している葉酸の推奨摂取量にならないわけですね。一方、サプリメントに配合されている葉酸は「モノグルタミン酸型」で、体への吸収率が高いものになっています。

厚生労働省が推奨摂取量にしている葉酸は、このモノグルタミン酸型で設定されています。必要な量が配合されているサプリメントを摂るようにしましょう。

葉酸の摂りすぎや妊娠初期に飲まなかった場合。赤ちゃんに影響はある?

葉酸だけでなく栄養素は摂りすぎると体に悪影響を及ぼします。それはお腹にいる赤ちゃんも同じこと。ほかにも、妊活中に葉酸を飲まなかったから妊娠初期の葉酸が必要な時期に摂れなかったという人は不安を覚えることもあるかもしれません。

葉酸の摂りすぎや摂らなかったことで赤ちゃんに影響を及ぼすことがあるのでしょうか?

葉酸の過剰摂取

葉酸は水溶性ビタミンなので、必要以上に摂取しても数時間経てば尿となって体外に排出されます。また、葉酸をたくさん摂ったからと言って赤ちゃんの発育がよくなるわけでもありません。

妊娠後期に必要以上に葉酸を摂った場合、生まれた赤ちゃんに喘息が発生するリスクが高まったという海外の研究結果が出ています。

また、妊婦だけでなく一般的にも発熱やじんましん、かゆみなどを起こす可能性があると言われています。過剰摂取にならないようにサプリメントの使用方法をよく確認して飲むようにしましょう。

妊娠初期に葉酸を飲まなかった

葉酸を飲むことで赤ちゃんが先天性異常になる可能性を低くできると言われています。

逆を言えば、葉酸はあくまでも「リスクを軽減する」ものであり、葉酸の推奨摂取量をとらなかったからといって必ず赤ちゃんに先天性異常が起こると言うわけではありません。

妊娠に気付いてから葉酸を飲むこともとても大切なことです。心配な場合には産婦人科の医師に相談をするとよいでしょう。

妊娠を考えたら葉酸を摂ろう

葉酸はお腹の中にいる赤ちゃんの発育に必要な栄養素です。でも、その他にもさまざまな栄養素を摂ることもとても大切です。サプリメントで葉酸を摂ることも大切ですが、バランスのよい食事を摂るようにすることも忘れてはいけません。

また、妊婦の葉酸摂取量は妊娠のステージによって変わってくるので、必要な量が配合されているサプリメントを選ぶようにしましょう。

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